同人用サークル電卓「どびん」

どびんとは？

　同人用サークル電卓「どびん」は、コミケなどの同人誌即売会で、主に本を売る人を支援するために開発した、スマートフォン向けビジュアル型レジアプリです。

特徴

　・サークルスペース見たままがボタンレイアウトになるリアルメニュー
　・100％の電卓レスを実現する「釣り銭予測」
　・スマフォの小さな画面を大きく活用する「アクティブスクロール」
　・過去のイベントの売上もしっかり記録
　・作ったスペースレイアウトは画像つきでつぶやき可能

テーブル見たまんま！リアルメニュー

　リアルな販売スペースの再現にこだわったユーザーインターフェイス。それがリアルメニューです。

　一般的な簡易レジアプリは、一覧表示された商品からアイテムを選択します。販売点数が多いと、スクロールして探すことになるでしょう。

　同人イベントでは、あなたのお店は目の前の小さなテーブルに限られます。ですから、「どびん」は、この小さな箱庭の再現にこだわりました。

　実際と同じようにテーブルが有り、実際と同じよう本の画像をレイアウトできます。そして、その画像をタップしていくだけで合計が得られます。もしお客さんにが来て「これとこれとこれと（中略）これください！」とバラで10冊指定されてももう大丈夫。即答です。

　この箱庭機能は、お手伝いに来てくれた友人にちょっと留守番をお願いする時にも、きっと効果を発揮するでしょう。

支払い前に釣り銭がわかる？釣り銭予測

　合計を出した時点で、その金額から予想される支払いパターン全てを予測し、支払われるより先にお釣りの一覧を出す機能。これが釣り銭予測です。

　簡単なレジアプリなら、お釣りまで計算はしてくれないでしょう。気の利いたレジアプリなら、お預かり金額を打ち込みことでお釣りを計算してくれるでしょう。「どびん」はそこも省力化しました。これにより、「どびん」は100％の電卓レスとテンキーレスを実現しています。

　この釣り銭を予測する機能は、業務用を含め私は目にしたことが有りません。（2013年6月現在）

こいつ…動くぞ！アクティブスクロール

　どびんには、スマートフォンの小さな画面を大きく活用する便利な機能があります。

　スマートフォンの解像度が向上したとはいえ、小さな画面です。一度に表示できる情報は限られます。無理に詰めたり画面の遷移を増やしたりすれば操作に支障をきたします。

　「どびん」は、上のテーブル画面を表示させたまま、下半分の情報画面を左右にスクロールさせることで情報量を増やしました。自分でスワイプすることでページは移動出来ますが、基本的にその場の必要に応じて、自動的に必要なページへ快適に移動します。常にテーブル画面は出ていることが味噌で、販売時のスムーズな応対に支障をきたしません。

売上の記録はどうなってるの？

　売上は会計単位で常に記録されます。記録は販売中も確認することが出来、上のメニューからいつでも、会計単位・アイテム単位での集計を確認することが出来ます。イベント真っ最中でもよく気になる「今のところ新刊何冊出たかな？」なんて時でも、在庫を勘定せずに一発でわかります。

　記録は日が変わると締められ、イベント単位で残ってゆきます。後日いつでも好きな時に、過去のイベントの結果を確認することが出来ます。外部へCSVで出力することも可能です。

ちょっとした主張

　「どびん」はレジアプリですが、開発者の想いとしては、レジアプリとはちょっとイメージが違います。そもそものコンセプトが違うのです。ですから、あえてレジアプリとは言わず「サークル電卓」と名乗っています。

　販売時に、手に吸い付くような、軽快で便利なユーザーインターフェイス。そして、箱庭の楽しさ。今後もこの方向を突き詰めて、進化してゆくことでしょう。

　計算が苦手なあなたも。

　暗算が得意なあなたにも。

　目指すは使って楽しい、同人の為の計算機。

次のイベントはいつですか？サークル参加のお供にいかがでしょうか。